50歳手前の糖尿病メタボおっちゃんの色々悪あがき日記

老後の健康とお金のため・仕事をサボるため、あくせく悪あがきして生きています♪

OutlookでVBAが使えるようにする

概要

OutlookでVBAを使用するためには、少々設定が必要です。

①.開発メニューを表示させる。

②.仕分けルールに「スクリプトを実行する」を表示させる。

③マクロの設定でマクロを有効にする。

※Outlook2013での説明となります。Office2016・Office365では、操作が若干違うかもしれません。ご了承ください。

 

 

 

①.開発メニューを表示させる。

 

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開発メニュー

 この画面のように、メニューバーに「開発」を表示させます。

 現時点で表示されている場合は、読み飛ばしてください。

1)<ファイル>→<オプション>をクリックして「Outlookのオプション」を表示します。

2)「リボンのユーザー設定」をクリックしたのち「開発」にチェックします。

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Outlookのオプション

3)[OK]を押すと「オプション」画面が閉じます。これで設定完了です。

②.仕分けルールに「スクリプトを実行する」を表示させる。

 ここが、少々やっかいです。レジストリをいじります。
 必要以外の操作を絶対行わないよう、慎重に作業してください。

1)レジストリエディタを起動します。

 「ファイル名を指定して実行」で「regedit」と入力して[OK]

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名前を指定して実行

もしくは、タスクバーの虫眼鏡のアイコン「ここに入力して検索」に「regedit」と入力し、アプリ「レジストリ エディター」をクリックします。

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ここに入力して検索

2)今回修正したいレジストリキーは、以下となります。

 [HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\15.0\Outlook\Security] 

 ※2016の場合は「\16.0\」、2019・365の場合は「\17.0\」になります。恐らく。実機がないため、確認できません。すみません。

 レジストキーは階層構造になっておりますので「HKEY_CURRENT_USER」から下層へ向かいキーを展開しながら選択していきます。

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レジストリキーを展開して選択

3)右クリックし、コンテキストメニューから「新規」→「DWORD(32ビット)値」を

クリックします。

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右クリック

4)値の名前を「EnableUnsafeClientMailRules」にします。間違えてしまっても大丈夫です。値をクリックし、右クリック→「名前の変更」で修正可能です。

 

5)「EnableUnsafeClientMailRules」をダブルクリックし、編集ダイアログを表示し、値を「1」に設定します。

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値に「1」を設定

6)設定完了です。[OK]を押し、編集ダイアログ閉じます。

7)右上の[×]を押して、レジストリエディタを終了します。

8)自動仕分けウィザードを開き、「スクリプトを実行する」が表示されるようになれば成功です。

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スクリプトを実行する

③マクロの設定でマクロを有効にする。

 1)「Outlookのオプション」から「セキュリティセンター」→「セキュリティセンターの設定」をクリックします。

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セキュリティセンター

 2)ラジオボタンを「すべてのマクロを有効にする」にし[OK]をクリックします。

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すべてのマクロを有効

3)以上で完了です。オプション画面から抜けてください。

 

おわりに

 Outlookの標準の設定では、徹底的にVBAを動作できないポリシーになっています。

 特に③の設定は、少々危険かもしれません。

 アンチウィルスソフト・スパムフィルターが導入されている会社のPCで、不自然なメールを開かない注意をしていれば問題にはならないでしょう。

 それでも不安な方は・・・えーっと・・・諦めてください。