概要
前回記事で、MT5のバックテストデータが非常にめちゃくちゃだっと事実が判明しました。
というわけで、今回の記事は「信用できるバックテストデータをMT5に導入し、バックテストする」となります。
工程は、以下になります。
・Tickstoryを導入する。
・MT5にバックテストデータを導入する。
・バックテストする。
Tickstoryを導入する
Tickstoryとは
Tickstoryは、スイスの証券会社「Dukascopy」の履歴データを取得するツールで、MT5で使用する場合は完全無料です。(2020/7/26現在)
Tickstoryをサイトからダウンロード
①以下URLへアクセスする。
https://tickstory.com/
②トップ画面上部より「Download」をクリック。
③ダウロード画面下部の[Download]ボタンをクリック。
④カウントダウンがゼロになるのを待つ。(約120秒)
⑤0カウントの後、自動でインストーラがダウンロードされます。※されない場合は[DOWNLOAD NOW]をクリック。
Tickstoryのインストール
⑥ダウンロードしたインストーラを起動します。
注1「WindowsによってPCが保護されました」と表示された場合、「詳細情報」→[実行]の順にクリック。
注2「このアプリがデバイスに変更を加えることに許可しますか?」と表示された場合、[はい]クリック。
※他にも警告が表示された場合も、同様の対応をしてください。
⑦インストール時の言語は「日本語」を選択します。
⑧[次へ]をクリック。
⑨同様に[次へ]をクリック。
⑩[インストール]をクリック。
⑪[完了]をクリック。
~ Tickstoryの導入は以上です。
MT5にバックテストデータを導入する。
TickstoryからCSVファイルをエクスポート。
①Tickstoryを起動します。
②左側のツリーから「外国為替」をクリックし、続いて右側の通貨ペア一覧から希望の通貨ペアをクリック。
③右クリックし、メニューから「MT5へエクスポート」→「バー...」をクリック。
④「ファイルへエクスポート」で、「開始日」「終了日」「時間フレーム(時間足)」を指定。
「出力ファイル名」のパスを、控えておくこと。
最後に[OK]をクリック。
※結構時間がかかるので注意。最初は様子見で1年ぐらいで。有償版だと早いらしい。
⑤タスク欄の「MT5 Export DUKASCOPY/...」の上で右クリック→「開始タスク」をクリック。
⑥進捗バーがMAXになれば終了です。
MT5でインポートしカスタム通貨ペアを作成。
⑦MT5ターミナルを起動します。
⑧「気配値表示」で右クリックし、メニューから「銘柄」をクリック。
※「気配値表示」が表示されていない場合、<メニュー>→表示→気配値表示をクリック。
※ショートカットキー[CTRL]+[U]でも「銘柄」を呼び出すことが可能。
⑨ダイアログ「銘柄」にて通貨ペアを選択した状態で[カスタム銘柄を作成する]をクリック。
⑩ダイアログ「カスタム銘柄」にて「銘柄」を命名する。
※通貨ペア+時間足のようにわかりやすい名前を推奨(例:AUDJPY_M1)
最後に[YES]をクリック。
⑪タグ「チャートバー」をクリックし、続けて[バーをインポートする]をクリック。
⑫ダイアログ「レートをインポートします:~」にて[選択]をクリック。
続けて表示されるダイアログ「開く」にて、先の手順でTickstoryからエクスポートしたCSVを選択して[開く]。
表示されたバックテストデータに問題なければ[YES]をクリック。
⑬これでバックテストデータが取り込まれます。
⑭タグ「仕様」をクリックし、続けて[銘柄を表示する]をクリック。
その後、グレーアイコンがカラーアイコンに変わったことを確認して[OK]をクリック。
⑮これで、バックテスト時に選択できるようになります。
~ 説明は以上となります。
おまけ
で、前回のエキスパートのバックテストの結果ですが・・・やはり悲惨でした(涙)